カテゴリー「飼育員さんに聞きました」の記事

2012年7月26日 (木)

ヨシズ、コワイ。

暑そうにしているアムールトラたちを見て、ずっと思っていたんです。

檻の上に『よしず』があればいいのになぁ、と。

ケンちゃんのところには、半分あるのだけどなんだか小さいし。ウラルのところは、全くない。もう少し日陰があればなぁ。

「ウラルのところにも、よしずがあったらいいのにね。」

そうウラルと話し、帰ってから数日後・・・

あっあるじゃん
置いてもらったんだね。

ケンちゃんところも、ウラルのところも。
『よしず』のおかげで、日陰ができていました。

ふふふ、よかったね

・・・と思っていたのに。

ケンちゃんったら、『よしず』が怖いんですって。
いや、実際のところ、よしずが怖いというよりも、見慣れないものが置いてあることが怖いんだそうです。
朝、寝室から、移動できなくて、手こずっているそうです。
う○ちをする場所も、いつもと違っているとか。

言われてみれば、緊張気味


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それを聞いて、じ~っと観察してみると・・・

ホントだ
いつもなら、展示場全体を使っておおき~く回るケンちゃんが、半分だけを回っています。
おっ、やっと『よしず』が置かれた下あたりを歩き出したな、と眺めていると、立ち止まってじ~っと上を見る、見る、見る。それもちょっと上目使いで。

「何なんだよ、あれ~。なんかイヤなんだよな~。」ケンちゃんの心の声

いや~、ビビリだと聞いてはいましたが、そうでしたかー。ある意味、すごいです

「で、ウラルはどうなんですか?」

飼育員さんが一言

「たぶん、気づいてもない

あはははは

ウラルらしいと言えば、そうかな。さすがです

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この二人の個性の違いは、いつも私を楽しませてくれます。

ケンちゃん、日に日に『よしず』に慣れつつあるそうです。
ヨシズ、コワイ・・・
そんなケンちゃんをご覧になりたい方は、動物園へお急ぎください。
(ケンちゃん、おもしろがってゴメンね)                    (に)

2012年1月26日 (木)

新居? リフォ-ム中?

冷たい北風の吹く午後、動物園へ。時折、太陽がのぞくと暖かくて嬉しくなってきました。動物さん達も同じかな?なんて思いながら、鳥さんたちの一番大きな展示場の上の方を見上げると、「アフリカヘラサギ」さんが木のてっぺんに2羽いました。気の早い私は抱卵中?こんな寒い時期にまさか?でも期待しちゃうなぁ・・なんて思いながら見上げてると、飼育員さんが通りかかられて、早速質問攻撃開始「繁殖時期は特に決まってないけれど、真冬はないでしょうね」と飼育員さんから一言。屋根に届きそうな木のてっぺんに新居?リフォ-ム中?空き部屋点検?可愛いひなの姿を想像してニヤリ寒さなんか吹っ飛びました。

「アフリカヘラサギ」は コウノトリ目 トキ科 分布はアフリカ・マダガスカルです。口ばしに特徴がありますよ。おしゃもじみたいかな?是非、えさの魚を食べてるとこも見てくださいねMini_120126_140900012_2

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左側の写真は木のてっぺん、右側の写真、上の方の白い鳥2羽。下手な現場中継で

ごめんなさいね よ~く見ないとわかりませんよ。  ( ありんこ )

2011年7月22日 (金)

タヌキ親子。

最近、動物園内で立ち止まるところが増えてしまって、最低でも週に1度は足を運んでいるというのに、1時間では全く時間が足りない・・・。
今日なんて、閉園の音楽が鳴り始めたときに、まだ真ん中あたり
小走りで、動物たちに挨拶して回りました。

今日も日差しがギラギラと照りつける園内でしたが、夏休みになりましたね。親子連れをたくさん見かけました。

さて、前回ホンドタヌキの赤ちゃんのお話をしたとき、詳しくはまた別の日に、とお伝えしていました。

この子供たち、5月27日に生まれたそうです。
赤ちゃんというよりは、子供たちですね。
だって、もうそれなりに大きくなっているし、足取りもしっかりしています。

4頭います。

初めて彼らを見たとき、「あ、2頭か」と思っていたら寝室から1頭がでてきて、「あ、3頭か」と思ったら、また1頭がでてきて、結局のところ何頭いるんだろう??と思っていました。

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いやぁ~ 相変わらずわかりづらい写真でごめんなさい。
前回よりも少し大きめにしてみましたが

みんなで集まって遊んでいました
飼育員さんによれば、誰かのしっぽを噛んだり、誰かに乗っかってみたり、誰かを飛び越えてみたり、という遊びが、この子たちの間でブームらしいです。
どの動物も同じですね
キーキー鳴いて嫌がっているのに、こっちの子からあっちの子、みんなの耳を噛んで、いたずらして回る子が1頭いました。子供の歯って鋭そうで、見ていて痛そうでした。

子供たちは、この遊び場の階段を、どの子も上手に降りて行きました。
少し前までは、うまく降りることができなくて、転がりながら降りていた(落ちてた、ともいう?)そうです。ぷぷぷ
想像しただけで、かわいくて笑えます。

後ろの方に木箱が見えますか?
彼らの巣箱だそうです。
今までは寝室に置いてありましたが、今日初めて外に出されたそうで、少しずつ外の世界に慣れるように、巣箱の出入りは自由にしてあります。
姿が見えないこともあると思いますが、どうかお許しを。

タヌキたちのご両親は、結構いいお年だそうで、特にお母さんは、高齢出産だそうです。
4頭も無事に産んでくれて、そして育ててくれて、ありがとう。
お父さんも一緒に子育てしているようで、今日は子供たちに囲まれていました。

タヌキは思ったほど、長寿ではないんですね。
だいたい6~10年くらいではないかと言われていました。
私たちが、より長くこの動物たちと共に時間を過ごすことができるように、健康でいて、そして長生きしてほしいなと思いました。

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乳離れして、親と同じような餌を食べ始めたら、大きくなるのは早いですよ、と言われてました。
タヌキの子供たち、と言える間に、是非動物園に会いにいらしてください。

夜行性の彼らなので、夜間開園の時に外にでてきてくれるといいですね

皆様のお越しをお待ちしております。   (に)

2010年12月21日 (火)

ハゴロモくん

園内をまわっていたら、おやつをもらっているハゴロモヅルを目撃。

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おやつは、カブトムシの幼虫かネキリムシみたいに見えたけど、なにものか聞くのを忘れてしまった

お父さんとお母さんのハゴロモヅルたちはたいして好きでないらしくて、おやつは置き去り。
担当さんは『食べてよ~』っておっしゃっていました。

対して、ハゴロモくん。このご夫婦の子供です。
3年前に産まれたオスです。

彼はこのおやつが大好きらしく、むしゃむしゃ食べていました。

『やっと出てきてくれたんです』と飼育担当さん。

ん?なになに?

どうやらハゴロモくん。
遠くのビルの中にそびえ立つクレーンが怖くて一日以上も小屋の陰から出てこなかったんだそうです。もちろん何も食べてなかったらしい。

やっぱり目がいいことにびっくり。
いつもはそこにないものがわかるのか。それとも動くのが怖いのかなぁ。
クレーンは高いといってもビルと同じくらいの高さだったんですから、ただ単に高いから怖いわけじゃないと思うんですよ。

びっくりしたのと同時にやっぱりおかしい
クレーンが怖いって。
まぁ苦手なものって誰にもありますよね。
ウチの犬(バーニーズマウンテンドッグ)は、大型犬のくせにハチが嫌いでした。
きっとあの音が苦手だったと思いますが。

それにしても
ハゴロモくんに教えてあげたい。

確か、クレーンは英語でCRANE。そしてツルもおんなじ綴りで同じ発音のはず。
お友達なんだけどな

マジマジと顔をみていると、やっぱりお隣のお父さんお母さんツルとは明らかに違う、まだ幼い感じが残るキュートなハゴロモくんです

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動物園にいらしたら、是非お隣のご両親と見比べてみてください。  (に)

2010年11月 6日 (土)

はじめまして

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シマウマっ子です
10月4日に生まれました。

見にいらしてください。
思わず『かわい~い』って口走りますよ。

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折れそうな細い足。
だけどきれいで細かい縞々模様。
たてがみからしっぽまであるふわふわの毛。
小さな歩幅。頼りない走り方。
草をはんでも、なぜかこぼれてしまうとこ。
怖そうにはするけど、人に対して興味アリ。
どこをとってもかわいくて、時間を忘れます。

旧ラクダ舎にいます。
実はラッキーは10月18日に永眠しました。
ずっと悲しんでいてもラッキーは喜ばないとわかっていても、あるじのいないラクダ舎前を通るのはとても辛かったです。

でも今、この子がそんな気持ちを癒してくれます。

母親のコウメが、この子に興味は示すもののお乳をあげる様子が見られなかったので、人工哺育になりました。

今日、大きな哺乳瓶で飼育員さんからミルクをもらう様子を見ることができました。

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600cc入りミルクを一気に飲み干しました
その後、『まだ欲しいよ~』と催促してましたよ。
一日に3ℓのミルクを飲むそうです。
どんなミルクなんだろうと思ったら、馬用のホースミルクなんだそうです。

大体11時から12時のあいだと2時から3時のあいだにその様子が見れるそうですよ。

このシマウマっ子の名前を募集しています。(14日(日)まで)
シマウマ舎の前に応募箱が置いてあります。
ぜひ名付け親になってください

今日、ふれんZOOの仲間と一緒に見ていたのですが、なにしろまだ名前がついてないものでそれぞれがそれぞれの名前で呼ぶんです。
それがすごくおかしいんです笑えます

え?私?何て呼んでるかって?

ひ・み・つ      (に)

2010年9月 8日 (水)

バケツ

先日、風花の赤ちゃんの写真をブログに載せましたが、実はその写真は飼育員さんが撮ってきてくださったんです。

担当飼育員さんがアシカたちにご飯をあげ終わった後だったので、飼育員さんはバケツを置いて「ちょっと待っててください」と言って、レッサーパンダ舎へ入って行かれました。

置かれたままのバケツ・・・

からっぽの餌入れバケツ・・・

にんまり

ダメですよぉ~、こんなところにこんなもの置いて行ってしまったら。
私、我慢できないです

バケツをさっと持って、いつも飼育員さんがえさを投げ入れるところへ
立ちました。

「は~い。ご飯ですよ~

バケツを高くかざして、これ以上ないスマイルで私は、アシカ達に声をかけました。

ごぉぉぉぉぉ~っ

と、アシカ達は大喜びで勢いよく近づいてきました

のはずが・・・

なんということでしょう(あの家をリフォームするテレビのナレーションのように読む)

無視

ええっ

ミュウ(♀)はまだ「あれ~、さっきもらったけど」ってなかんじで私を見てるのに、シャップ(♂)なんか横目でチラッと見て、スィ~~ってまた泳ぎ始めたし

遊んでくれ~。
かまってくれ~。

からっぽのバケツを持ってたたずむ女・・・

むなしい。

やっぱり飼育員さんのユニフォーム着てないとダメなのかなぁ。顔を覚えてるのかな。

飼育員さんに話してみました

そしたら
もうさっき食べてお腹一杯になったからじゃないですか。
顔を覚えてる?どうなんでしょうね。
職員ではない作業服着てる人に、過剰に反応していることもありますよ、って言われてました。
確かに、どの飼育員さんが通っても反応しているし、私も冬にはよく間違えられていました

そうなるとやっぱり次はユニフォームか。
今度そのへんに干しっぱなしになってないかな

思いがけずバケツ実験、楽しかったです。

そういえばバケツ実験、ホッキョクグマでしたこともあります
機会があれば、いつかそのお話もしたいと思います。  (に)

2010年9月 5日 (日)

公開に先駆けてチラ見。

すでに動物園のホームページで紹介されていますが、レッサーパンダの風花(ふうか)と栃(とち)が、それぞれ6月20日と7月14日に出産しました。

思い起こせば・・・。
ある日動物園に行ったとき、一番広い運動場にいるはずの風花が見つけられなくて「あれ?」と思いました。そしたら掲示してある風花の写真もはずしてありまして、知らないうちにどこかの動物園へ行ってしまったのかなとか、もしかしてとか、ありとあらゆることを考えたものでした。

聞けば、出産準備だということ。
とても嬉しかったです。

出産しても無事に育つかどうかも心配だったりして、その日以来ずっと「どうしてるのかな」と思っていました。

中央ステージのモニターで、赤ちゃんの生後1週間からの映像が放映されていましたが、ご覧になりましたか?
かわいいですよぉ

公開にさきがけて、その風花の赤ちゃんの写真をお見せしま~す

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きゃ~

なんてかわいいんでしょう

もうしっかりレッサーパンダ模様がでていて、それらしくなっています。

というもの、栃の赤ちゃんは1か月遅れなので、まだここまではっきりした模様がでてないらしいです。

それにしても、こんな楽しみがまたあともう一回味わえると思うとなんだかワクワクしますね

もう少し近づいてみましょうか。

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おぉ、くるくるお目目が愛くるしい

子供のときに毎晩抱いて寝たアライグマ、ラスカルのぬいぐるみを思い出しました。
抱っこしてみたいです。

公開は秋頃の予定とありました。
あまりにも暑い日が続くので秋を心待ちにしているのですが、赤ちゃんたちに会えるとなるとより一層待ち遠しいです。

どうぞ楽しみに待っていてください

時が満ちたら、栃の赤ちゃんもご紹介できたらいいなと思っています。   (に)

2010年6月14日 (月)

これなぁんだ?

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う   う    う   うん    うん   うんち  です。

誰のでしょう?

いえ、この手のひらのことじゃないですよ
この手のひらは飼育担当さんです。

レッサーパンダのうんち。

なんでそんな話になったか忘れてしまいました。が、ひょんなことから「匂ってみますか?」って言われたんです、飼育担当さんから。
竹が主食だから、繊維質で臭くないんですって話だったような・・・

「ほら。手にとってみてください。汚くないから」と、にこやかに飼育担当さんに差し出されたので、さして抵抗もなく手にとってみたら

「って、まぁ汚いんですけど」

「えっ

いやまぁ、おっしゃりたいことはわかりますよ

「匂ってみてください。臭くないでしょ?」

繊維質っぽいので手が汚れたりしません。それなりの重量がある気がしました。力を加えると簡単に割れてしまいます。おそるおそる鼻に近づけて匂ってみると・・・

うん。臭くない
私はすぐに『もずく』を発想しました。海草っぽいかんじがしました。しっかり匂わないと臭いがしないくらいです。

レッサーパンダって、食べる、出す、食べる、出す。なんだそうです。
結構、量もするらしいです。お掃除すると、みんなのうんちでちりとりがいっぱいになっちゃったりするんですって。
便秘症のあなたからするとうらやましい話でしょう。(誰に話してるんでしょう?)

飼育員さんの話は、いつ何を聞いても「へぇ~」がいっぱいです。
いろんな飼育員さんの話を聞きたいです。
そのうち私の姿を見たら、飼育員さんがみんな走って逃げてたりして

ところで最近急に暑くなりましたね。
レッサーパンダたちは【お暑いのが苦手】らしくて、涼しいところを見つけてはそこで休んで、また場所を移動して、を繰り返しているようです。

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賢健です。
よくここでぶらさがっています。
バランスを崩して落っこちてしまわないのがすごいなぁと思います。真下からのぞいてみたいです。

こっちみて笑ってると思ったら、ただ暑くってハァハァ言ってるだけでした

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     見えますか?→
     真ん中にいるのが風花です。
     ここは特等席らしかったです。
     風通しがいいみたいで背中の毛が
     風に吹かれてゆらゆらしてました。

     遠慮がちに端にいるのが優遊です。
     先に陣取った風花に「フゥ~」って
     怒られてました。
     風花、お年寄りには優しくね。

このやぐら、去年はあんまり使わなかったらしいですが、今年はお気に入りらしいです。

風花は、後足で体をかく時前足が宙に伸びます。演歌歌手が歌いながら手を伸ばすのに似ています。結構笑えますかわいいです

動物ってずっと観察していると、そのしぐさに噴き出してしまうことが結構あります。
いつかそんなお話もできたらいいなと思っています。(に)

追伸 今朝ラジオを聴いていたら、昨日動物園に来てくださった方からの投稿が読まれました。ハゴロモヅルに赤ちゃんが生まれていて、すっごくかわいかったと。
このハゴロモヅル、今が旬の南アフリカ共和国の国鳥なんです。
今日はカメルーン戦です
がんばれ、日本

2010年6月 9日 (水)

にゃぉ~んの正体

ZOOクラスの準備で中央広場あたりにいると聞こえてくる猫の声。
それも誰かがふざけて猫のものまねをしているように聞こえるから、最初は「何?」「誰?」ってみんなでキョロキョロ。

にゃお~~~~ん
にゃお~~~~ん

よく響くんです、これが。
ホッキョクグマ舎まで聞こえてくるし。

でも猫がいるはずないし、あんなに大きな声で鳴くはずない。
発情期の猫でもあそこまで大きな声で鳴けるかどうか。
しかもどう考えても鳥のおうちがある方向から声が聞こえてくるんです。

いつかつきとめてやろうとそれぞれの鳥の前で待ってみたんですが
そう都合よく鳴いてくれるはずもなく
くじけて飼育員さんに聞いてみましたところ・・・

その正体やいかに・・・

なんと

想像できないお方

じゃ~ん

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クジャクさんなんですって。

あの姿とあの声がマッチしないので、この目で確かめたいと何度か待ってみたのだけど、まだ一度も見ることができないままでいます。

この日も『鳴いてみて』とお願いしてみましたが
この調子で『どうだオレ様はキレイで美しいであろう』と言わんばかりに羽を広げて見せてくれて

いや、確かに美しいのです。
『キレイね』そう言うと

ファサファサファサ~~~~と羽を振ってみたり
前後左右に歩いてみたり、後ろ向きになってみたり
あまりにも必死な様子に思わず
『ん~。私はいいからメスにアピールしてみたら?』と言ってしまいました。
肝心のメスは知ら~ん顔でした

私は「にゃお~~~~ん」しか聞いたことがないのですが、飼育員さんは「いや~~~ん」とか「きゃぁあ~~~」とか聞くことがあるそうです。あははは
確かに何種類か鳴き声があると聞いたことがあります。

実は、クジャクは一般的に目玉模様の多いオスがモテると言われていたそうですが、たくさん鳴けるオスがメスにモテモテという観察報告が近年あったそうです。

おもしろいです。
まさに動物の「へぇ~」です。外見は問題でないんですね。

クジャクは、繁殖期になるとメスが気に入ったオスを選んで交尾するそうで、クジャクの成熟したオスでも実際に交尾できるのは2割程度なんだそうです。
少数のモテるオスがメスを独占することが多く、なかでも5回以上連続して鳴けるオスがモテる傾向にあるらしいです。
なんだか厳しいクジャク界の現実

う~ん。今度私が鳴きまねしてみようかな。びっくりするかな。競争相手が増えたと思うかな

クジャクの鳴き声。
園内で聞こえてきたら、徳山動物園のクジャクくんたちは、何回鳴くことができるか数えてみてください。
うしし
がんばれ、クジャクくん  (に)

2010年5月17日 (月)

デリケートなお肌

みなさん、カバ舎のところにこんな↓看板があるのをご存知ですか?

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要約すると…、
カバは乾燥しやすいデリケートなお肌の持ち主なので、肌をガードする分泌液を出していて、それがピンク色だと。

へぇ~ピンク色の分泌液かぁ~、気になるぅ…、見てみたい…

そんな想いを温めていたところ、園内でカバ担当の飼育員さん発見
もちろん、よし捕まえたと内心ガッツポーズしつつ「ピンク色の分泌液って、いつ見られますっっ」と尋ねてみました。

飼育員さん「水に浸かっていなくて肌が乾いている時は、よく出ているみたいですよ、分泌液。
屋外プールの水は毎朝変えていて、プールの水がたまるまでマルは水に浸からないので、分泌液は午前中が見やすいかなぁ。」
「見やすい季節とか、あります?暑い夏とか、乾燥してる冬とか。」
飼育員さん「んー、1年中(分泌液)出てるみたいですけどねぇ。なんとなく、夏が量が多いような気がしますけどねぇ~。」

「ちなみに、分泌液って、汗なんですか?」
飼育員さん「汗、ではないですねぇ~。」
「じゃあ、皮脂?」
飼育員さん「皮脂?ん~、分泌液、ですね。肌の「保湿」だけじゃなくって、「紫外線」から肌を守ったり、「殺菌」したりといった役割のある液なんです。カバ同士はよくケンカをするから、ちょっとした傷は頻繁にできるようで、殺菌作用も必要なんですよね~。」

へぇ~、ますますこの目で見てみたくなった、カバのピンク色の分泌液

こんど午前中を狙って、見に行ってみよーっと!

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ちなみに、動物園HPのトップページでカバの分泌液の写真が見られますよ。
真ん中上方の画像が入れ替わる部分、入れ替わる画像のうちの一枚がカバの分泌液の写真です。
ぜひご覧あれ↓

動物園HPのトップページ http://www.tokuyamazoo.jp/

(よしれな)