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2013年10月の記事

2013年10月29日 (火)

お願いがあります。

今の気持ちをどんなふうに皆さんにお伝えすればいいのか、よくわかりません。
このブログを見に来てくださっている方にお願いするよりも、もっと違うところで訴えた方がいいのかもしれません。
でももうそんなことはどうでもよくて、とにかくお願いしたいことがあります。

【どうぶつたちにえさをあげないでください。】

あえて、小さなお子さんでも読めるようにひらがなで書きました。

動物たちは、体調管理のために食べ物の量や質が全て決められています。

ペットを飼っていらっしゃる方はご存じと思いますが、動物それぞれに、アレルギーを起こす要因になるために食べてはいけないものもあります。

動物たちが欲しそうにしても、食べたいといって口を開けて待っても、動物園で準備されてその動物用に販売されているえさ以外は、絶対に与えないでください。

軽い気持ちであげた食べ物が、動物にとって重い病気を引き起こすことがあります。
そして、原因を探ろうとしても、飼育員さんはその食べ物を食べてしまったことなど知るはずもなく、そのために治療が遅れることもあります。
人間のように「ここが痛い、あそこが苦しい。」なんて言うこともできず、ましてや麻酔をかけなければ治療できない動物だっています。

また動物園には、日本国内でほんの数頭しか飼育されていない動物もいますし、亡くなってしまったらもう二度と動物園で見ることができないような貴重な動物たちがたくさん住んでいます。


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                   来てくれてうれしかったですよね。奇跡ですよ。


そんな動物たちが、健康にそして幸せに暮らせるように、皆さんが願い、行動していただきたいと思います。

保護者の方々もそういったお話を動物園で子どもさんたちとしていただけると、とても嬉しいです。

動物たちにえさをあげてはいけない。
それは、飼育員さんに怒られるからでも、怖いお姉さん(私は決しておばさんではありません、あくまでも(笑))に注意されるからでもありません。

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                         「よろしくお願いいたします。」  ユキ

動物園にいてくれる動物たちに感謝して、
今日も元気でありがとう、と彼らに伝えてほしいと思います。   (に)

2013年10月24日 (木)

最近のゾウたちとケンちゃん。

台風の影響か今日は一日中雨が降った周南市です。
皆様の地域ではどうでしたか?
これから台風の進路にあたる地域の方々は、気をつけてお過ごしください。

さて、9月に来園してきたナマリー&ミリンダのゾウペア。
周南市に来てから1か月が過ぎました。

動物園のホームページによれば、飼育員さんたちもゾウ遣いさんから教わりながらのトレーニングをされているようです。

ナマリーとミリンダは、特に大きな問題もなく楽しく過ごしているように見えます。
時々、ゾウ遣いさんに叱られていることもありますが。

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ミリンダ。なんだか嬉しそうに木をつかんでひっぱっていたのですが、そのあと叱られました。
でも「てへへへ~。」って顔をしていたので、叱られるとわかっていてやっていたのではないかと思いました。

時々小走りするのを目にしますが、ホントにかわいいですよ

寝室に帰る前にはシャワーを浴びて、飼育員さんにゴシゴシ洗ってもらいます。
これがかなり大変な作業らしくて、たわしとかでは簡単に落ちないそうです。
一日中、砂浴びしていますしね。

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気持ちがいいみたいですね

既に来園された方はご存じと思いますが、新しいゾウ舎にいるゾウたちは猛獣舎にいる猛獣たちを見ることができます。その逆も然り。
ゾウ舎の内覧会に出かけたときに担当の方が
「ゾウたちが初めて猛獣を見てどういう行動をとるのか、また猛獣たちはゾウを見て落ち着いていられるのか未知です。」と気にかけておられました。

ゾウたちは全く気にかけているように思えません。
どちらかというと猛獣たちの方が気にしているように思えます。

中でも…もうおわかりと思いますが、この方。

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「なっ!?なんだよ、あれ。」

不思議そうな目がケンちゃんらしい。

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いつも体が斜めになって、ゾウたちをまんまるな目で見ています。
私はその姿を目撃するたびに同じ言葉をかけます。

「そろそろ慣れようね、ケンちゃん。」

ケンちゃんにとってストレスでなければいいのだけど。
でもごめん、ケンちゃん。
私ね、この顔のケンちゃんが大好きなの。      (に)

2013年10月14日 (月)

ミコちゃんとお友達。

もう一年以上も前になりますが、ヤマガラのミコちゃんをご紹介したのをおぼえていらっしゃいますか?

ケージでの飼育のため、ミコちゃんは会える日とそうでない日があります。

ササゴイの並びのケージにミコちゃんとは別のヤマガラさんがいるのを見つけました。
どうしてミコちゃんとは別の飼育なのだろう。
いつか飼育員さんに聞いてみようっと。

少し前のことですが、そのヤマガラさんのところに、野生のヤマガラさんが遊びに来ていることに気づきました。
写真を撮ろうとねばってみたのですが、なにしろケージが広い(というほどではないけど)うえに動きが早いので、うまく撮れずにいました。

ある日のことです。
遠くからミコちゃんのケージが見えたので『今日はミコちゃんがいるなー』と思っていたら…

あれ?あれ?
なんだか数が増えてる。

近づいてみると

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なんとケージの外に2羽いるではありませんか!
もしかしたら以前私が目撃したことのある野生のヤマガラさんかもしれません。
でも確かその時は1羽だったような気がするのですが。

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ミコちゃん、お友達が遊びに来てくれるんですね。
新しいお友達、私にも紹介してくださいませんか?     (に)

2013年10月10日 (木)

スリランカ展。

現在展示館では、先月来園したスリランカゾウのナマリーとミリンダにちなんで「スリランカ展」を開催しています。

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ナマリーとミリンダの故郷はどんなところなのでしょう。

ちなみにスリランカの首都、ご存じですか?

『スリジャヤワルダナプラコッテ』

初めて聞いた時は、「?!」でしたが、意外や意外覚えられるものです。

スリランカにはいくつのユネスコ登録世界遺産があるでしょう。
スリランカの有名なお祭りはどんなものがありますか?
スリランカに住むゾウたちにいま起こっていること、などなどたくさんの情報が展示されています。

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「ピンチを救った日本の恩人」や「助け合う心」など足をとめて是非読んでみてください。
ふれんZOOの仲間は、感動のあまり思わず涙がこぼれそうになったとか。

入口では、缶バッジも買えます。

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期間中、画柄は更新されるようですのでコレクションされてもいいかもしれませんね。
同じバッジがでたら、誰かとトレードしよっかな

不定期ですが、ゾウさんのうんちで作ったうんちペーパーの販売や紅茶の試飲会もあります。
それらのお知らせは、動物園のホームページにてご確認ください。

また、缶バッジやうんちペーパーの収益は、野生ゾウの保護活動にあてられます。

スリランカについて知ることができたら、ゾウファミリーと一緒に是非写真を撮ってください。

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私は乗りたい衝動に駆られましたが、もちろんできません。水場の手前に座って撮影できます。

スリランカ展は、11月4日(月)まで開催しています。
たくさんの皆様のお越しをお待ちしております。    (に)

2013年10月 6日 (日)

版画カレンダー販売開始です!!

10月5日(土) 徳山動物園中央ステージにて、木村市長

へ2014年版画カレンダーの贈呈を行いました。

カレンダーの販売開始です

2014年の版画カレンダーは

「 スリランカ象来園記念号 」です

ということで表紙はもちろんスリランカゾウです。

なつかしいマリも参加していますよ。

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    他にも一部ご紹介しますね。

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ポエムも楽しくて、うふふ・・・とか、くすくす・・・とか 

2014年を徳山動物園の動物たちと、楽しくお過ごし

ください。

もちろん動物園に来て、動物たちに会ってお喋り

してくださいね。

版画カレンダーは中央ステージ横の売店で販売して

います。

事務所窓口でも購入できますよ。

お待ちしていまーす 

                               うさこ

 

2013年10月 5日 (土)

シマウマファミリー。

8月13日に生まれたグラントシマウマの赤ちゃんは『小夏』というかわいい名前になりました。
小夏は、びっくりするくらい元気に過ごしています。

自分の中でホイッスルが鳴るのか、突然走り出して後脚をぴょんぴょん蹴り上げ、シマウマらしさを発揮しています。
あまりにも元気すぎてどこかにぶつかるのではないかと心配になるほどです。
かと思えば、そこまで気を抜かなくても…というほど我を忘れて眠っています。

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時々ホントに息をしているか、上下するお腹を確認することさえあります。

ところで。
お隣の運動場にいるお父さんのリョウくんは、警戒心が非常に強くて、初めて小夏が運動場に出る日に目隠しのため運動場の境目に板を置いたところ、その板が怖くてフリーズしていました。

また先日、ゾウを迎えるにあたって園内に幟が立てられたのですが、今度はそれが怖くてご飯も食べなかったそうです。
結局、リョウくんの運動場の前には幟は立てられませんでした。

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(木々の向こうに幟が何本が立っているのがご覧いただけますか?)

さて、そんなシマウマファミリーですが、先日行ったら

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家族が同居していました。

今までは、お母さんの小梅・小夏が奥の運動場に、そしてリョウくんが手前に、と別々でしたから、ファミリーでの生活が始まったようです。

リョウくんは前の子供「アキ」がいる時もそうでしたが、子供に優しい、そして子供大好きのお父さんだと私は思っています。
一緒に過ごせるようになってさぞかし喜んでいることでしょう。リョウくん、よかったね。

それにしても、小夏の成長が早くてびっくりします。
お尻からしっぽにかけての毛がモフモフの小夏が見られるのも今の時期ならでは、です。

正門そばでシマウマファミリーが皆様のお越しをお待ちしております。   (に)

2013年10月 2日 (水)

ようこそ、ナマリー&ミリンダ

9月28日午後1時、スリランカからやって来てくれたゾウがついに公開されました。
当日は残念ながら、朝からあいにくのお天気で降り始めた雨は時々止むことがあっても、晴れ間が見えることはありませんでした。

そんな中でも、ゾウに会うために開門前から300人近い方が並ばれたと聞きました。

初めてゾウに会うときはドキドキして、自分でもその音が聞こえそうでした。
あれから何度か会っているのに、ゾウ舎へ向かうあの坂道を登る時は胸が高まります
姿が見えると「きゃー」となります。

皆さんはもう会われましたか?

メスのナマリーです。
2006年9月10日生まれ 7才です。
小さな牙が見えてかわいいですね

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オスのミリンダ。
2007年12月31日生まれ 5才です。
スリランカからいらしたのに、フラメンコでもしてくれそうですね

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2頭が徳山動物園に到着したのは、先月18日夜です。
まだそれから半月あまりしか経っていないわりには楽しそうに過ごしていて、彼らの適応能力には驚かされます。
2頭ともとても仲良しに見えますし、夜は寝室で寝転がって眠っているそうですよ。

2人が「ふふんふふん」なかんじで歩くので、見ているこちらもウキウキしてきます。

徳山動物園でゾウにまた会えるなんて、奇跡のようです。
いえ、奇跡ですね、ホントに。
国の宝物であるゾウを周南市にプレゼントしてくださったスリランカの方々に感謝します。
またこの日のためにたくさんの方々が願い、動いてくださったことと思います。
そして忘れてはいけないのは、天国のマリ。
ずっと私達を応援してくれて見守っていてくれたと信じています。

2頭とも砂浴びが大好きな様子です。
今までのゾウ舎では見ることのできなかった光景ですね。

元気な2頭に是非会いにいらしてください。
くれぐれも顔のゆるみにご注意くださいませ(笑)      (に)

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