レオさま、ありがとう。
国内最高齢で、みなさんから愛されていたライオンのレオさまが5月29日未明、虹の橋へ旅立ちました。
ヒトにたとえると100歳を超える年齢だったレオさま。
しっかりとした足取りでなくても、毎日のように寝室から出てきてくれました。
衰えたとしても、ライオンらしい威厳をもったレオさまが大好きでした。そして心から尊敬の思いをこめて「様」をつけてお呼びしておりました。
レオさまに励まされた方もたくさんいらっしゃることでしょう。
思い出もそれぞれにお持ちだと思います。
動物園も、とても大切に飼育してくださいました。
寒い時期は檻をビニールシートで覆って保温してくださったり
暑くなると、日よけも。
「レオさま、今日も元気でいてくれてありがとう」
声をかけるとお返事をしてくれたし、横になっている時は話しかける私の目をじっーっと見つめてくれました。(もっとも目は見えていなかったかもしれませんが)
私のカメラに収まるレオさまの最後の写真は、体調が悪くなる前日、24日に撮ったものですが、檻にピントが合う出来損ないのものでした。いつもなら捨ててしまうのですが、消去ボタンを押しかけてやめたのを覚えています。
その日、「元気でいてくれてありがとう。これからも元気でいてよ、たのむね。」
と声をかけたら、うなづいてくれました。
(たとえそれが偶然だったとしても)私はとてもうれしくて、「大好き」といってその場を後にしました。
そんな出来事があったからかもしれません。
レオさま
いつもの場所にレオさまがいなくて淋しくなります。
だけど長い間私達とともに過ごしてくれて、ありがとう。
がんばってくれて、ホントにありがとう。
これからもずっと大好き。 (に)