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2013年5月の記事

2013年5月29日 (水)

レオさま、ありがとう。

国内最高齢で、みなさんから愛されていたライオンのレオさまが5月29日未明、虹の橋へ旅立ちました。

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ヒトにたとえると100歳を超える年齢だったレオさま。
しっかりとした足取りでなくても、毎日のように寝室から出てきてくれました。
衰えたとしても、ライオンらしい威厳をもったレオさまが大好きでした。そして心から尊敬の思いをこめて「様」をつけてお呼びしておりました。

レオさまに励まされた方もたくさんいらっしゃることでしょう。
思い出もそれぞれにお持ちだと思います。

動物園も、とても大切に飼育してくださいました。

寒い時期は檻をビニールシートで覆って保温してくださったり

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暑くなると、日よけも。

Yoshizu

「レオさま、今日も元気でいてくれてありがとう」
声をかけるとお返事をしてくれたし、横になっている時は話しかける私の目をじっーっと見つめてくれました。(もっとも目は見えていなかったかもしれませんが)

私のカメラに収まるレオさまの最後の写真は、体調が悪くなる前日、24日に撮ったものですが、檻にピントが合う出来損ないのものでした。いつもなら捨ててしまうのですが、消去ボタンを押しかけてやめたのを覚えています。

その日、「元気でいてくれてありがとう。これからも元気でいてよ、たのむね。」
と声をかけたら、うなづいてくれました。
(たとえそれが偶然だったとしても)私はとてもうれしくて、「大好き」といってその場を後にしました。
そんな出来事があったからかもしれません。

レオさま
いつもの場所にレオさまがいなくて淋しくなります。
だけど長い間私達とともに過ごしてくれて、ありがとう。
がんばってくれて、ホントにありがとう。
これからもずっと大好き。        (に)

2013年5月27日 (月)

ゾウ舎改修工事、始まる。

少し前からゾウ舎前の慰霊碑のところが立入禁止になっていました。

展示館も工事の範囲に入るようで、6月30日まで展示予定だった『春の動物画コンクール 入選作品』は、カバ舎にて展示しています。
今までカバのマルちゃんがいたお部屋でみなさんの力作を観るのは、いとおかし。

それからしばらくしたら、こんなことになり…

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今日はここに衝立のようなものができていて、中を見ることができませんでした。

いいなーと羨ましく思ったのは、ゾウ舎の隣の住むキリン、ゴンタです。
首をのばして様子をのぞきこんでいていました。 ふふ

現在、旧ゾウ舎前を通って、猛獣舎には行くことができません。
ぐるっとまわってペンギン舎の前からお願いいたします。
また、この工事区域は通路が狭くなって歩きにくいかと思います。
足元に気をつけて通行してください。

なんて書いてあるかご覧になれますか?
「ゾウ舎改修工事中です。」と書いてありますね。
いよいよ始まるようです。

あ、そうそう。ゴンタで思い出しました。
今日キリン舎の前でおもしろい掲示を見つけました。その一部…。

Q

いつも会っている動物たちがどこで生まれてどこから来たのか。
いろいろ知っていくうちにルーツをたどりたくなって、動物たちのご両親や親族に会いたいくなるのは私だけでしょうか?

5月中、動物園は休園日がありません。
火曜日も開園しております。
明日がその最終日となります。
みなさまのお越しをお待ちしております。     (に)

2013年5月23日 (木)

分身の術。

今月忙しくてばたばたしている。

それでも動物園へ行くから

あれ?分身の術?

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一瞬、自分が疲れすぎててだぶって見えているのかと疑うほど

同じだわ、ウサギさんたち。

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うふふ、似てる

『動物とのふれあい』で活躍してくれているウサギさんたちです。

どこへ行っても、どっちを向いても
動物園には癒しがたくさんあります。     (に)

2013年5月19日 (日)

あまりにかわいいのでご注意ください。

今日は一日中雨が降り続いています。
こんな日に動物園へ行くと、動物たちが人間ウォッチングを楽しんでくれるのでいつもとは違った楽しみ方ができます。
みなさんもいかがですか?
って、もう今日は閉園してしまいますね

さて、先日のユキ。

ユキのバックターンはもはや日課なので、お客様にも
「またこれやってる」と言われることがあります。

しかも何回でもできちゃうので
「いつまでやるの?」とも言われます。

私も何度か数えたことがありますが、それはそれは延々と続きます。
そう、100回でもやります。(冗談でなく)
そこまで数えた私を褒めてください

ただ…私は単なる常同行動だとは思っていません。
ある意味、そのひとつなのかもしれませんが。
それについては、また別の機会にお話することにして…

ユキがバックターンをするときは、だいたいプール向かって左端でやります。
スタートする位置も決まっていて、ぶはっ!と上がってくる場所も同じなので
壁の色がそこだけ薄くなっています。

が、昨日は珍しくいつもとはゆっくりのスピードでプールの真ん中あたりでターンを繰り返していました。

ターンの仕方が微妙に変わるので、この時の脚とお尻の形が、まぁそれはびっくりするほどかわいいのです。

これは皆さんと一緒に楽しまなくちゃと思いました。
が、あまりにもかわいいので呼吸をし忘れるなどありませんようにご注意ください(笑)

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むふふ、いけない、顔がゆるんでしまう

もっと近づいてみましょうか?

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みなさんもどうぞユキの脚とお尻に癒されてください。   (に)

2013年5月17日 (金)

ヤギになったチェリー。

ゴールデンウィークが近づいたらそろそろかなと思うのが、チェリーの毛刈り。

今年はいつも以上にモコモコになっている気がして、毛刈りされたらスッキリかも

…と思っていたある日。

はっ

見慣れない動物が「ふれあい動物の森」にいるではありませんか。

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くっくっく、チェリー、ヤギみたい。

でも大きな声で言っちゃダメです。
こう見えてデリケートなチェリーですから、ちょっぴり恥ずかしいのです。

毛刈りしてしばらくは、隅でショゲてたように見えたとか(笑)

チェリーの毛がフサフサの時は、貯蔵庫のようだなーと思っていました。

ほら、こんなふうに毛の中を探せば、おいしいものがでてきそうでしょ
(下を向いて一生懸命食べてるところ)

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飼育員さんから聞いたお話ですが…。

チェリーがヤギたちのそばに座っていると、ヤギたちがチェリーの毛づくろいをしてあげているように見えて

「あれ?あんなに仲良しだったかな」と不思議に思いながらよく見てみると

ヤギたちは、このチェリーの毛のあいだに入っているえさを見つけては食べていた、ということがあったそうです

そんな毛を刈ったのですから、さぞかしチェリーも身軽になったことでしょう。

なんと6キロもあったそうです。

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これらチェリ毛(チェリーの毛をみんなで親しみを込めてこう呼びます)はどんなふうに利用されるのでしょう。
工作?セーター?

これからのお楽しみです  (に)

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