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2013年3月の記事

2013年3月31日 (日)

カワウソトレーニング?

ある日の動物園。
閉園間際、正門までの道を急いでると

どこかから聞こえてくる

カタカタカタカタ…

なんの音?

正体はこちら

小石を前脚で転がすのは、ぴゃあの得意技とずっと思ったので

ぴゃあだと決めつけていたけど

もしかして、カイ君か?

自信がなくて担当飼育員さんに確認してもらいました。(てへへ、ありがとうございます)

やっぱり「ぴゃあ」だそうです。  

もう何回再生したかわからないほど、何度も見ました。

何回見ても笑ってしまう(・∀・)

一人で笑うのはもったいないのでアップしてみました。

気に入っていただけましたか?    (に)

2013年3月28日 (木)

TOKUYAMA ZOO CLASS ~3月 開催しました~

3月23日(土)おさらいスタンプラリーを開催しました。
一年間ズークラスで学んだ動物たちのおさらいクイズです。
受付をすませて2時半からのスタート

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回る順番は自由ですから、みんな思い思いの動物へ GO

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3時20分から答え合わせに、みんな真剣な顔だったのが印象的
でした。飼育員さんの答えに元気よく手を挙げていましたね。
嬉しそうで、得意な顔に頼もしさを感じました。

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今回の絵本の読み聞かせの内容は、「ライオンのおしごと」でした。少しむつかしいお話かな?と思いましたが皆さん関心をもって聞いていたようです。

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おしまいはワクワク・ドキドキの ライオンへのえさやり体験です。
棒の先に肉を刺して少し高い位置であげるとライオンは立ち上が
りますから、口の中や前足の肉球のぷにゅぷにゅが
(そんなに柔らかくはないよね)
よく見えますが これも楽しみです。

皆さん迫力満点のライオンに興奮気味でした。
これで本日のプログラムはすべて終了です。
アンケートを書いて・・・おつかれさまー

さて、次回のご案内は

       「キリンからのおくりもの です

        4月20日 (土) 14:30 ~

        空の牛乳パックを容器にして、キリンのウンチや残飯などを入れて
        肥料の下ごしらえをします。
          (1リットルの空の牛乳パックをご用意ください。)

               お待ちしていまーす

                                    うさこ
 

2013年3月25日 (月)

富田中学校さん プルタブをありがとう

こんにちは

久々のブログに少し緊張気味です。

少し前の話ですが・・・゜.+:。(*´v`*)゜.+:。

今年の1月中旬のことです。

私たちボランティア担当の動物園職員さんから、私へ連絡がありました。

「○○さん、プルタブが大変なことになっています

私・・ 「えぇーっ、ナニ ナニ・・・」 ドキドキ 一瞬心が凍りつきそうになりました。(大げさかな)

飼育員さん・・ 「富田中学校さんが、トラックでプルタブを持ってきて下さいました。で~大量なんですよ。とりあえず置いてますがこのまま長くは置けませーん~云々かんぬん・・・」

早速リサイクル会社へ搬入の準備をと、動物園に行きました。

ワオーッ (今回のブログはが多すぎですね )

倉庫はもちろん満杯で、予備室(仮名)はで~んとプルタブ入りの段ボールやビニール袋でこちらも満杯です。備品などは隅で小さくなっていました。

2年と少し前を思いだします。富田中学校さんからは425㎏のプルタブを頂きました。

動物園の中型トラックで頂きに行きました。こんなに大量のプルタブを見たのは初めてで、言葉にならない感動だったことを覚えています。生徒さんたちはもちろんですが、地域の方々のご協力もあったと聞きました。

あれから2年と2ヶ月でこんなにもたくさんのプルタブを集めるとは・・・恐るべし富田中学校そして地域の皆さん

パワーアップされましたね うふふ

ありがとうございます

「プルタブを集めて車いすを」運動は6年目になります。今までに6台の車いすを贈呈することができました。

今年はベビーカーを贈呈する予定です。

(実は動物園ではベビーカーが不足していまして・・・)

引き続きご協力をよろしくお願いいたします。

この運動を続けていてよく思うことは、人の力が集まることの素晴らしさです。

一人の力は小さくても、多くの人たちの少しずつの力が集まることで車椅子となって役に立つ。

それから徳山動物園を愛して応援してくださる方がたくさんいてくださることです。心から感謝いたします。

今までに集まったプルタブの合計は約3500㎏です。

スゴイなって思います。このスゴイ事をまだまだ続けていきます。

ギネスに挑戦だぁー って言い過ぎですけど  c(>ω<)ゞ

...。oо○**○оo。最後は調子にのってしまいました m(_ _)m

富田中学校のみなさん

ありがとうございました これからもよろしくお願いします。

                                    うさこ

2013年3月23日 (土)

カレンダー、差し上げます!

来る4月21日(日)で、周南市が誕生して10周年になります。
それを記念して、動物カレンダーを作りました。

ふれんZOOの仲間で作成したカレンダーは2009年が始まりでした。
延べ16人のメンバーが携わりました。その16人の作品を集めて仕上げたのが、今回の周南市誕生を記念して作成した特別カレンダーです。

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とてもいい仕上がりだと、みんなで喜んでいます

今回、B3サイズのこのカレンダーをみなさんに差し上げることになりました

4月21日(日)先着1000組限定です
ご家族につき1枚とさせていただきます。

当日、午前9時から正門にて配布開始します。
今からカレンダーに○をして、チャンスを逃さないようにしてください。

待っちょるけんねー。   (のんさん)

2013年3月20日 (水)

EARTH HOUR。

『アースアワー』。
聞かれたことがありますか?

WWFのホームページによりますと

同じ日・同じ時刻に電気を消すアクションを通じて「地球温暖化を止めたい!」「地球の環境を守りたい!」という思いを示す国際的なイベントです。

今年は3月23日(土)午後8時30分から9時30分に開催されるそうです。

世界中が現地時刻で開催するため、時差の関係で東から消灯が地球をめぐっていくことになります。
なんだか素敵ですね。

また日本では、2年前の2011年アースアワーが、東日本大震災の直後であったため、できる規模での消灯を実施して被災地への祈りを捧げたことから、今年も同じように被災地への祈りと、世界の人たちと気持ちを一つにする機会として実施されるそうです。

私もこの時間は電気を消して
いざというときのために買ったソーラーキャンドルライトを灯し

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雪を踏みしめて歩いてゆくオスのホッキョクグマの足音を想像したり
楽しそうにじゃれている仔グマや
それを眺めて眠そうな母親を
(ってホッキョクグマばっかりかい!ってつっこまれそうですね

そうだ
旭山動物園の飼育係を経て絵本作家になられた
「あべ弘士」さんの本
『こんちき号北極探検記』 (講談社)

を思い出して空想することにします。

東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに
被災地の一日も早い復興を

また
この地球上から
これ以上
わたしたち人間が原因で
動物たちが消えてゆくことがないように

ありがとう
ごめんなさい
大好き
そんな言葉を思いながら
祈ることにします。                  (に)

2013年3月17日 (日)

ユキの日常。

ユキは、ほとんどと言っていいほど後ろ脚からプールに入ります。
プールへの階段へユキが進んでいくと、お客様が「おっ、入るのかっ!」と言われることが多いのですが、そんなときは十中八九入りません。
階段の前でくるりと向きをかえて後ろ向きになったら、入るかも!のサインです。

この映像は少し前に撮ったものですが、ユキの日常をよく捉えていると思います。

まずはご覧いただきましょうか。


いかがですか?

かわいいでしょう?たまりませーん!

すりすりと体をこすってます。おしりもすりすり

そのあと、ゆっくりとプールへ入ります。
もっと寒い日は脚だけ入れた後、ふみふみします。
これを一度映像に収めたいと思っているのですが、それこそ寒い日はプールに入らないこともありますのでタイミングが合わずにいます。

プールに入ったら、食べることができそうなものを探しながら、たまにむしゃむしゃしてみたり

それからお気に入りの穴へ鼻をつっこんで

水中を歩く姿、ご覧になりましたでしょうか。
あの前脚ポジションがホッキョクグマらしくて
私なんかはいわゆる「萌え~」です。

ご存じの方も多いと思いますが、ユキは国内で飼育されているホッキョクグマ最高齢3頭のうちの1頭です。

ずっとずっと(できることなら永遠に)元気でいてほしいです。     (に)

2013年3月16日 (土)

最新サクラ情報。

今日は久しぶりに園内の広場にある桜の木の下でお弁当を食べました。
最高に気持ちよかったです

その後、『今日のサクラ開花情報』と言って、ポニー大好きなふれんZOOの仲間がブログ用に写真を撮ってきてくれました。
ポニー舎そばのサクラだそうです。

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日本のあちこちで開花宣言されていますが、ここ徳山動物園はあと少しといったところでしょうか。
ただ、数日の間にどんどんピンクになり膨らんでいきますから、もうすぐでしょう。

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楽しみですね
ひとつ心配事があるとすれば、夜桜開園までもつかな…

春が来るというのは、なんだかウキウキするものです

実は今日、ある動物園より飼育員さんとボランティアさんがお越しになり、交流会を持ちました。
交流会というのは学びもあり、また刺激にもなります。充実した一日を過ごしました。遠路はるばるお越しくださいましてありがとうございました。

ボランティアの方が
「園内をご案内くださったとき、動物たちに名前やニックネームで呼びかけられていて…。いいですね。私にも友達が3人います。」とおっしゃいました。

わぁいいなぁ

動物のお友達が3人います、と言える。そのことに感激しました

さぁ、桜ももうすぐ咲きそうです
動物園のお友達に会いに来てください。     (に)

2013年3月15日 (金)

ヤドカリ(宿借り)。

今日の空、ご覧になりましたか?
真っ青でした。
くるくると旋回していたとんび(たぶん)を眺めていたら、空に吸い込まれそうな錯覚に陥ってクラクラしました。

また昨日は夜空がとても澄んでいて、細い三日月が神秘的でした。
そしていつにも増して星がたくさん見えました。
冬の大三角を眺めながら神話や星座など、いろんなことを思いました。

みなさんは、月のどんな形が好きですか?
私はもちろん満月も好きなのですが、あえて選ぶとすれば三日月です。
不思議なもので調べてみると、私が生まれた日は三日月だったようで、そういうことってなにかしら無意識の記憶みたいにつながりがあるのでしょうか。

前置きが長くなりました(いつものこと?)

先日、何気なく動物園を歩いていると、何かがポトリと落ちてきました。

「え?」

小枝でした。

視線を上にやると…

そこには

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2羽いるのが、おわかりになりますか?

1羽はずっと座ったままでしたから、抱卵しているのでしょうか。
もう1羽は、私が眺めているのに気付いたようで徐々に繁みの中に隠れてしまいました。

もっといい写真を撮りたかったのですが、何しろこの木が高くて首がしびれて辛抱できなくてくじけてしまいました。

興味をお持ちの方はどうぞ確かめに動物園へいらしてください。

フラミンゴ舎とフライングケージの間の木に宿借り中です (に)

2013年3月 9日 (土)

ワシントン条約と私たち。

展示館にて、ワシントン条約展を開催しています。

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ワシントン条約とは、正式には「絶滅の恐れのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」といいます。
この条約は、国際取引によって生存を脅かされているまたは絶滅してしまう恐れのある野生動植物を保護することを目的とした条約で、日本をはじめ世界約170ヶ国が加盟しています。

3月3日から14日まで、タイ・バンコクにて第16回ワシントン条約会議が開催されています。日本の固有種であるリュウキュウヤマガメも掲載提案がされるそうです。
ここでタイ政府が今後の象牙取引を終了すると発表したことは、記憶に新しく、嬉しいニュースでした。

この会議の結果次第では、今まで輸出入が自由だった動植物に規制がかかって許可が必要となったり、まったく取引ができなくなったりするわけです。
生きてる動植物はもちろんのこと、革製品やアクセサリーなどの加工品も対象となります。
ただ取引中止することは各国それぞれの利権もかかっているようで、そう簡単ではないようです。
実際、私にはとても残念な結果でしたが、今回の会議ではホッキョクグマの商取引完全禁止は見送られました。

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思い出してみると、昔はコアラやヘビの剥製が親類の家にありました。
海外の知人宅地下室には、トラの敷物とゾウの脚の椅子が誇らしげに置いてありました。
今でも中国では、富の象徴としてトラの骨や皮が珍重されるそうです。
その頃は、そのために動物たちの命が奪われたことなど考えもしませんでした。

WWFによれば
棲息地の減少や密猟によって、この100年間で野生のトラの98%を失ったそうです。
象牙のために殺されるゾウは年間12000頭にのぼるといいます。
そして、角がガンの特効薬になるという理由(実際にはそのような効能は確認されていないそうですが)でサイの密猟が横行し、2011年には448頭が殺されました。

象牙を切られたゾウたちがそこらじゅうに横たわる写真(展示館には展示されていません)や角をそぎとられながらもかろうじて一命を取り留めたサイの写真を初めて見たとき、動物たちに申し訳ない気持ちがいっぱいで涙がポロポロこぼれました。

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ワシントン条約の対象となる動物たちが徳山動物園にもいます。
どんな取り組みをされているのでしょう。
これは必読です

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たくさんの方に知っていただきたい。そして考えてもらいたい、そんな展示です。

皆様のご来館をお待ちしております。      (に)

2013年3月 5日 (火)

増えていました。

日中は温かい日が続いています。
例年のごとく、花粉症を発症しております。
昨日の山口県は、超がつく最悪花粉飛散日だったようで、目が開きませんでした。
目がエコしています
そして、くしゃみ連発でしたので、いろんな動物たちを驚かせてしまいました

ホンドキツネやジャッカルをびくつかせながら、ホンドタヌキのところまで行くと…

あれ?

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ふ、増えてる

いや、これ、私が涙目のせいで動物たちが二重にも三重にもみえるせい?

そもそも真っ白なホンドタヌキは1頭でした。
そのタヌキさんの色がだんだんくすんできていて心配していたんです。
もしかして体調が悪いのかな、寒さのせいかな、とか。

そうしましたらある時飼育員さんが、別の白いタヌキがやってきたと教えてくださいました。どおりで色が違うはずです…

この白いタヌキたちは、なんらかの遺伝子疾患で生まれるそうですが、野生ではその目立ちやすい色のために襲われる確率が高くなるそうです。

白いタヌキが入れ替わりで展示されていたのが、ある時から一緒に展示されるようになりました。

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なるほどこうしてみると色が全く違いますね。(ちょっとわかりにくいけど
その中に、またまた新しいタヌキさんが入ったんですね。

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動物たちには恋の季節がやってきた、ということですね。
仲良しにみえるけど、恋のゆくえやいかに。

これからが楽しみです       (に)

2013年3月 4日 (月)

もしもしコール。

剥製疑惑が浮上したこともあるガブリ

先日、通りがかったら

あれ?

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目をつむってるガブリなんて初めて見たかも

ま、まさか息をしてない…なんてことはないよね

こんな時いつも思うのですが

『もしもしコール』とか、まぁ名前はなんでもいいんだけど
受話器をあげたら飼育員さんたちがいるお部屋につながる電話がそのへんにあったら…

「はい、もしもしコール、担当の桜井です。」(桜井さんは架空の名前)

「あのー。すみません、ガブリが目をつむっているんですけど…大丈夫ですか?」
(私だとバレないように一生懸命子供のふりをして話す←でも絶対バレるけど

「はい、もちろん大丈夫ですよ。」

とかだといいなー。
飼育員さんは大忙しで、他の仕事ができなくなりますがね

一人勝手に妄想した私でした。

そういえばいつだったか聞いたことがあります。
ワニが深い眠りにおちると、大人数人で抱えて移動させても気づかないのだとか。
もしかしたら、この時のガブリがそうだったのかもしれません。

ワニたちには瞬膜がありましたよね、確か。
うむむ、たくさん聞きたいことがでてきました。
やっぱり『もしもしコール』があればいいな。

近頃、動物園にいて、そういった疑問が湧いてきたとき
帰ったらネットで調べてみようと思うのに、そのときになったら
「さて、今日動物園で何かについて調べようと思ったけど、なんだったかな?」ってことになるのです。
これを老化現象というのだろうか

なにはともあれ
翌日会ったガブリは、ちゃんと目を開いていました。       (に)

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