決っして私を好きなわけではありません。
ある日のことです。
ユキに差し入れのぶどうを持って行きました。
そのうち飼育員さんの姿が見えたら、「お願いします」とお渡しするつもりでした。
「ユキ、今日おやつ持ってきたよ~」といいながら、袋をパタパタ
おいしいぶどうの香りをユキに届けよう・・・と
そこまではおもしろがっていたのですが
私がおいしいものを持っていることに気づいたユキは、この調子でじーーーーーっと私を見つめたまま動かなくなってしまいました。
試しに、後ろに下がって隠れてみたら、ユキも下がって、私を探します。
じーーーーーーーっ
あまりにも続くので、場所を変えてみると、ユキもプールの中を移動して、また
じーーーーーーっ
「私はあげることができないから、後で飼育員さんからもらってね。」
そう何度も話してみたけど、わかるわけないか。
まわりで見ていた方々が、「あの人のこと、大好きなんだね~」とか言い始める始末。
(いえ、ぶどうなんです・・・ ̄Д ̄;;)
いつもなら、じーっと見つめられると、メロメロ死にしそうになるんですが、この時ばかりはどうしようかと・・・内心焦ってしまいました。
仕方ないから、園内を1周して来ることに。
戻ってくると、いつものようにプールで水中ぐるぐる運動をしていました。
よかった・・・
と思ったのもつかの間、ユキは私を見つけると、また近づいてきて
じーーーーーーっ
私を認識できたこと、そして、私が持っているおいしいものを覚えていることに驚きました。ホッキョクグマの知能は高いと聞いたことがありますが、ホントです!
それからは、もはや我慢も限界といったかんじで、じーっを通り越して、バシャバシャで「ちょうだい!」をアピールしはじめました。
その後、飼育員さんから、ちょっぴりおやつをもらったユキは、おやつをゲットしにプールへ飛び込むのに、いつものようにまっすぐ飛ばずに、高跳びでいうベリーロールのような横っ飛びで飛び込んでいました。うれしかったのかな~。
それとも、ちょっとオリンピックを意識したのかな~。
ユキちゃんへ
こんど、わたしがどうぶつえんにきたら
ぶどうをもっていなくても
きょうみたいに、ラブラブこうせんをちょーだいね (に)より
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