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2011年11月の記事

2011年11月28日 (月)

カレンダー原画展を開催しています

展示館入り口におきまして、版画カレンダーの原画展を開催しています

期間は23年11月23日~24年1月31日までの予定です

どうぞお気軽にお立ち寄りください

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2009年から2012年までの版画カレンダーの、動物たちのみを刷って展示してい

ます 2009年は試作品ということで販売はしませんでしたが、2010年からは販

売を開始致しました

売れるのだろうか・・・とても不安でしたが、おかげさまで好評を頂きました

お礼を申し上げます

             ありがとうございました

2012年の版画カレンダーも、沢山の方にお求め頂いて残り少なくなっている

ようです   ( 中央ステージ横の売店にて販売しています ・・・ 1部  300円 )

                     お土産としても喜んで頂いているようです

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少しだけ制作の裏側をご紹介

メンバーは10名

仕事をしている方も多く休日を利用し

て、約6ヶ月の期間をカレンダー作り

に頑張りました 

最初から上手く出来るはずもなく、

彫刻刃を持ち版木とにらめっこも

しばしばで、リーダーに教えてもらいながら彫っていきます

「失敗しても大丈夫」 とか 「こうすると上手くできるよ」 などの会話が聞こえ

ますが、たまに 「あーーーっ  という声も聞こえます

でも気にしない・気にしない・・・です ( ^ω^ )

彫り終わると刷っていきますが、これも似たような会話が飛び交いながらも

顔は真剣で、始めた頃とは変わってきています

仕上がったカレンダーを見ているメンバーの顔はうつくしいですね

担当した動物への愛着は格別のものが芽生えていますし、そしてなんだか

その動物が作者に似ているような気がしてきます  

 あっこれはちょっと間違い

半年近くその動物を見続けている訳ですから詳しくなりますよ

しっぽの形、目や鼻、指にツメ、等々は正確でなくては と、それはだって

学習支援ボランティアだから~なんて、ちょっと力みすぎですね

売上は次回の制作費を残して僅かですが東日本大震災の義援金などに

使わせて頂きました

今後も社会に役立てるような活動にしたいと考えています

技術のレベルではまだまだのところもありますが、動物への愛情を込めて

制作しています

暖かい手作りの版画カレンダーをよろしくお願い致します

                                       うさこ

2011年11月27日 (日)

TOKUYAMA ZOO CLASS ~11月~ 開催しました

  あちらこちらの木々が色づき、今年も私の大好きな秋がやってきました。

今回のズークラスは「秋の素材でつくる フォトスタンド」

台紙に葉、小枝、まつぼっくり、どんぐりなどをZairyou ホットボンドで直接つけたり、きれいな布と合わせて楽しんだりして、個性豊かなフォトスタンドが次々に出来上がっていきました。

Tukuru

どんぐりに顔を書いたり、まつぼっくりを細かくばらしてフクロウの羽に見立てて飾ったりして、アートギャラリー?紅茶でもあれば最高です
子供たちはどんぐりやまつぼっくりを写真どこに飾るの?と思うくらい盛りだくさんにのっけて楽しそうでしたよ。

工作の後、フクロウに会いにフラミンゴの前に移動しました。
飼育員さんから、今日の主役のフクロウとドングリなどの木の実とのつながりについてお話が始まり、フクロウのえさは、リスやネズミなど。その動物は山や森の木の実を食べて暮らしていて、大きな木にできた穴にフクロウは巣を作って子育てをするので大きな木がないとフクロウは生きていけないなどなど。この大きな木が地球温暖化、異常気象、森林の開発で減ってきているという話に子供たちも大人も熱心に耳を傾け考えさせられました。

Setumei

お話の間、「フータロウ」は担当飼育員さんの腕に乗っておとなしく待っててくれました。するどい爪をもっているフクロウ、飼育員さんは厚い皮の手袋を着用。
実はタロウとついていますが、メス、かわいい女の子ですよ

正面についている目は、昼でも夜でもよく見え、目の横についている耳は左右が少しずれていて、真っ暗やみの中でも正確に距離を測って狩りできる、爪がするどく一撃で獲物を捕まえる、最後に羽、獲物に気がつかれないよう羽の音をさせないで静かに飛ぶために、やわらかくできているなどなど、フクロウの特性特技のお話をたくさんしてもらい、近くで見ていた子供たちは目を輝かせて聞いていました。

Tatti
「ふだんは何を食べているの?」「うずらの肉をあげていますよ。(フクロウは肉食)」

「どこに住んでいるの?」「この辺りでは、里山にいます。動物園にもフクロウがきたことがありますよ。」と楽しい問答もありました。

この後、フクロウとの記念撮影をして楽しい時間が過ぎました

Shasin

正面入り口入って左側でお迎えしているのが、今日の主役「フータロウ」ちゃんです。
動物園にお出かけの際は、声をかけてくださいね。

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さて、次回は

12月17日(土)

メェリークリスマス

と題して、

14:30~ ヒツジの毛をつかったクリスマスリースづくりをやります。

そして、動物の観察は、もちろんヒツジさん

15:30~ ふれあいどうぶつの森 に集合してください。

ヒツジのヒミツを飼育員さんから聞きましょう。
フンなどを使った肥料の下ごしらえ、そして餌やり体験も予定しています。

みなさんのご来園、お待ちしております。   (ありんこ)

2011年11月12日 (土)

ユキの1週間。

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みなさん、こんにちは。私、ユキです。
しばらく留守をして、ご心配をおかけしました。

「え~白くまさん、見れないのぉ」とか「白クマさん、どうしちゃったの?」とか、はたまた「ユキぃ~、元気ぃ?」とか、様々な皆さんの声は、ちゃんと私の耳に届いていました。
応援してくださって、ありがとうございます。

おかげさまで、こうしておひさまをお腹で浴びることができるようになり、うれしいです

それが・・・
こんなふうにあおむけになると、飼育員さんやいつも来ている人たちが笑うんです。
「太ったんじゃない?」とか「すっごいお腹だね」とか。
「体を横にしてひねってるから、お腹の脂肪も斜めになってるぅ」って、笑われてしまいました
どうも療養していた2か月の間に、筋肉が落ちちゃったみたいで、体がゆるゆるなんですよね。はぁ~
私もそれなりに年をとってしまったので、「もしかしたら筋肉が元に戻らないかな」っていう飼育員さんの独り言を、聞いてしまった
だから今は毎日、得意の水中ぐるぐる運動を一生懸命やっています。

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ただ、それをやると…これまたお腹がすいちゃうから、これでいいのかな~と迷います

しばらくプールに入れなくて、飼育員さんが時々ホースで流してくれたり、自分でホースに顔を突っ込んでみたり、我慢できないときは自分の水飲み場で顔を洗ってみたりはしたんだけど、やっぱり体が少し汚れちゃってて、やっとプールに入れたのにすぐには白くなれないみたい。
だから私をみて「なんだか茶色くない?」ってみんなが言うので、てへっと思います。

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ただ茶色じゃないです。黄金色といってください。ふふふ。
ファッションリーダーだけに秋を意識しましたなんつって

とにかくいろいろあるんだけど、それでも、みんなが

「かわいい

と言ってくれるから、まっ、いいかと思う今日このごろです。

★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

今月3日に、時間限定ではあるけれど展示場に出られるようになって、1週間が経ちました。

短い時間ながら、ユキを見ていられるのは本当に幸せです。
獣医さんをはじめ、飼育員さんやかかわってくださったすべての方に握手をしながら、お礼を言って歩きたい気分です。

ユキは、少しずつ回復しているように見えます。
まだ2本脚での直立を見ていませんが、飛び込みは気分が乗ってくると何度でもやります。得意の水中ぐるぐる運動は、前のようなスピードやキレがない(右足の引き具合がいまひとつ)けれど、リハビリしながら(?)これも少しずつ思い出していくのかなと思います。

初日は、人に見られるという雰囲気に慣れるのに少し時間がかかったようでした。
またそれを思い出したら思い出したで、これだけたくさんの人がいるから、氷のプレゼントがあるに違いないと思ったのかそわそわして(ぷっ)。そのうち今日はないことに気づく・・・。そんな様子でした。

泳いでばかりの日もあれば、人間ウォッチングに時間を費やす日もあり、展示場での時を楽しんでいます。

ユキが展示中止になって以降しばらくの間に、ユキがたくさんの人に愛されていて、たくさんの人がユキの回復を祈ってくださっていることを知り、そのおかげか「ユキは本当に守られているんだな」と思う出来事がいくつかありました。学術的な根拠は私には何一つないけれど、ユキは絶対に元気になるという確信がうまれました。

今、ユキを眺めていても、本当にみなさんのユキに対する愛情を感じています。
ありがとうございます

そして何よりも・・・

ユキ。よくがんばりました。がんばってくれて、本当にありがとう
正直、こんなに早くユキに会えるとは思っていませんでした。
飼育員さんに聞いたところ、ユキは療養中もほとんど食欲が落ちることがなかったそうです。(ぷっ
でもそれを聞いて、どんなに救われたことでしょう。

ユキ。
これからもよく食べ、よく遊び、元気でいてね

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寝室に戻っていくユキ。このお尻がたまらなく好きで、子供の時大好きだった、プーさんの絵本を思い出します。お尻にへのへのもへじを描きたい。
ユキ、バイバ~イ、また明日ね

You don't know how much you mean to us!  We love you.     (に)

 

2011年11月 9日 (水)

帰ってきてくれたナベヅル。

本州唯一のナベヅルの越冬地、周南市八代に・・・

この書き出しを見ると、「わぁっ」と思います。

冬の訪れを知らせてくれるナベヅルたちが、ついに八代に帰って来てくれました。
第1陣は、10月26日。
家族とみられる、成鳥2羽に幼鳥1羽、そして一緒に飛んできた成鳥1羽でした。

ところがその翌日、このお一人さまの1羽がどこかへ飛んで行ってしまったそうで、心配しています。
どこかで元気でいてくれると信じていますが、いったいどこへ行ったんでしょうね。
お出かけするときには、きちんと行き先を伝えてほしいものです

その後、11月6日に第2陣が2羽(成長1羽と幼鳥1羽)、八代の田んぼに降り立ったそうです。

あわせて5羽になりました。

1羽ってどういうことなんでしょう。
一緒にいたのに途中ではぐれる・・・
とか、そんな悲しいこと考えちゃいけないですよね

それにしても・・・。
おかしなもので、今までは「やったぁようこそ。」と思う気持ちが強かったのですが、今年は「よかった帰って来てくれて。」とほっとする気持ちにもなりました。
私の中の気持ちの変化がおもしろいなと思います。

先月、ナベヅルの飛来を願って、八代の子供たちが、デゴイを田んぼに置いて準備してくれたお話を新聞で読みました。
デゴイ。このブログを読んでくださる方は、おわかりですよね?
いよいよだな、と心待ちにしていました。
ちょっと合否結果を待ってる気分にも似て。

「ナベヅルたちは、八代を気に入って戻って来てくれるのでしょうか?」と。

これから気温が下がるにつれ、たくさんのナベヅルさんが来てくれるといいな

今年中に一度は八代へ行きたいです。
聞きたいことがたくさんになりました。ナベヅルたちにお話を聞けるなら、それが一番いいのだけど、監視されている方に質問してみようかな。

おもしろいお話が聞けたら、またみなさんにお伝えしたいと思います。  (に)

2011年11月 3日 (木)

TOKUYAMA ZOO CLASS ~10月~ 開催しました

巷では、野生のサルが人に悪さをするようなニュースが、あちこちで報じられています。けれども、動物園のアカゲザルたちには、いくつものケーキが食べられる楽しい()日となりました。

ZOOクラスの参加者は、用意された食材を使って、サルたちがおいしそうに食べてくれるであろう、デコレーションケーキを45分くらいかけて作っていきます。

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ケーキの土台は、なんとヘルシーなおから。
おからのケーキは、ポニーのお誕生会で毎年プレゼントされるのをご存じの方もいらっしゃるでしょうね

デコレーションの材料は、みかん、りんご、とうもろこし、粟、ひえ、殻つきピーナツ(おいしそう)、さつまいも、葉つきにんじん、ヒマワリの種(5月のZOOクラスで植えたヒマワリの種も入っています

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参加してくだった子供たちの名前も貼りだされました)、そしてつやつやのドングリ等、まるでランチバイキングのテーブルのようです

調理前のおからを知らない子供さんもいて、「これは何ですか」の質問。
「お豆腐を作るときにできる栄養満点のものよ」との説明の一幕もあり、用意された板の上に、思い思いの形を手でペタペタと作り、見事に飾りつけられていきます。
頭の中のケーキの形に近づけようと、くだものや木の実を選んでいるときの参加者の楽しそうな顔・・・何かオリジナルなものを作るのっていいですね

「すごい」「かわいい」「きれい」「上手」思わず声をかけてしまいます。

今回、特にうれしかったのは、中学生の女の子3人が参加してくれたことです。いつもは、小学生以下のお友達が主なのですが、部活の帰りか、参加してくれて、一生懸命ハートや星★形のケーキを作っていました。
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ZOOクラスは、基本的に第3土曜日の午後なので、興味ある中学生とかいらしたら、ぜひ参加してほしいなと思います。

作業中に面白い会話を聞きました
「ヒマワリの種っておいしいよね」
「うん。煎って食べるんよね」
「ううん。生でもおいしい」
サルたちも、こんな会話をしているかもしれないですね

さて、アカゲザルの山のふもとに、みんなが作ったケーキが並べられました。柵の上には、参加者の顔がずらりと並びました。
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サルたちは、<今日は何だ ちょっと違う あの食い入るような人間の目はなんだ ケーキを狙っているのか>とでも思っているのか、山の上で落ち着きません。
果たして食べてもらえるでしょうか?

好奇心旺盛なサルが、山から下り始めると、数珠つなぎで下りてきます。

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もぶれついて食いつくのかと思いきや・・・結構、自分の好みのものを指先でつつきながら、選んでいるのですよ。手つかずのケーキがまだあるのに、見向きもしません。用心深いのでしょうか。最初にサルが手をつけたケーキにみんな群がるのです。

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今日はヘルシーケーキでしたけど、これからアカゲザルたちは、冬にむけて、寒さに耐えられるように、肉や脂肪を体にためなくてはいけないそうです。(人はためたくありませんけどね
飼育員さんも、栄養価の高い、さつまいもや、どんぐり、ヒマワリの種等を与えて、サルの健康を見守ってくれています。

秋に、いっぱいのくだものや木の実が食べられない野生動物は、また人里に出て来たりするのでしょうか。ちょっと心配です

さて次回のZOOクラスは、

11月19日(土)14:30~

秋の素材で飾るフォトスタンドを作ります
自分だけのスタンドにお気に入りの写真を飾ってみましょう。
展示館での工作ですから、寒くありませんよ。

人気のフクロウの観察と飼育員さんのお話は、15:30~です。
ちょっとしたお楽しみもあるかもしれませんカメラをお持ちの方はお忘れなく

ブログをご覧の皆様、どうぞご参加くださいね。(今回、ブログ初登場のななおでした

ユキ。

9月中旬以降、動物園にいらした方はご存じと思いますが、ホッキョクグマのユキは、病気治療のため、展示を中止していました。

9月に入ってから、私がしばらくブログを更新できなかったのは、それが理由でした

今日のホッキョクグマ舎。

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ユキが展示場に帰ってくる

この日をどんなに待ち望んだことでしょう。

2か月ぶりのユキ。

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うぅぅぅ    うれしいよ
嬉しくて泣いちゃいそうでした

ユキは、これから様子を見ながらの展示になるそうです。
でもひとまず安心しました。

詳しくはまた後日、ゆっくりとお話することにしましょう。

まずはみなさんへうれしいお知らせを、と思って

あ、そうだ。ユキが入ったあとのプール

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よ、汚れてる
だってずっとプールに入れないでいたんですものね。
しばらくユキは、白クマではないかもしれないです。

でもいいの~
ユキが元気でいてくれて、そして、会えるんだもん。
くいしんぼうの私が、昼ごはんも食べずに、ユキを眺めた日。
幸せな気持ちって、お腹まで満たしてくれるんだ    (に)

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