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2011年9月の記事

2011年9月28日 (水)

好き。

好き、ってすごいことだと思うんです。

すごいことのはじまり。

好きから始まるいろんな思い。

好きになって、興味がわく。

興味がわくから、知りたいと思う。

私もユキを好きになってから

ホッキョクグマのことをたくさん調べるようになった。

調べてもわからないこともたくさんあるのだけど。

その「どうなんだろう?」の答えを知りたくて、よ~く観察するようにもなった。

そうすると・・・

どんどんいろんなことが見えてきた。

かわいいところ。
すごいところ。
かっこいいところ。
笑えるところ。

もっともっと好きになった。

そしたら
日本中のホッキョクグマに会いたくなったし、みんな、元気で幸せでいてほしいと思うようになった。

それから、その思いは世界中のホッキョクグマに広がり、

厳しい環境で過ごす野生のホッキョクグマたちを守りたいと思うようになった。

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WWF50周年記念特別品の世界の絶滅危惧種30種類をデザインした野生動物ピンバッジコレクションです。これは、北米・北極シリーズ。見ていると、シリーズ全部欲しくなります。

ホッキョクグマについての解説によれば、1950年代に減少が気づかれ、1976年に5つの生息国が国際保護協定を結んだ結果、効果が顕著で、1990年代には27000頭(推定上限)に達したそうです。ところが、2006年に地球温暖化による環境の変化によって、再び危機が明らかになった、とあります。「このクマの前途は厳しい」と結んであります。

そんな『好き』を、子供たちはもちろん、たくさんの人に持ってほしくて、
そしてそんなきっかけを見つけてもらえるように
ふれんZOOの活動は続くのです・・・。

今日は、映画「ライフ いのちをつなぐ物語」を観てきました。

英BBCが3000日をかけて撮影したネイチャードキュメンタリー。最新カメラシステムを駆使して撮影されたそうですが、それはそれは臨場感あふれる映像でした。

陸、海、空。様々な環境に住む動物たちが、スクリーンの中で命を輝かせていました。
「へぇ~」「わぁ~」「ぷぷっ」「うわっ」「えっ」「げっ」たくさんありました。

興味がわいたから、家に帰ってから、あれこれ調べました。
イチゴヤドクガエル、フサオマキザル、オリオフリネラ、ハキリアリ・・・

まだご覧になっていない方、迷っている方、是非ぜひ観に行ってくださいね。
私が観た映画館は来週で上映終了予定になっていましたよ。

この映画は、お子さんと一緒に、もしくは家族、カップル、夫婦で観ていただきたいです。
「どの動物がいちばん印象に残った?」
そんなお話をしながら、楽しい帰り道になりそうですね  

一番、心に響いた言葉。

野生動物にとって、生きるとは、生きぬくことなのです。

胸がじ~んと熱くなりました。  (に)

2011年9月23日 (金)

動物園の子供たち。

じゃ~ん。祝200号記念

手さぐりで始まったふれんZOOのブログも今回でなんと200記事です。
みなさんの支えがあってこそ、ここまで書いてこられたと思っています。
ありがとうございます。

200号だけあって、盛りだくさんですよ

動物園の子供たちニュースをお送りします。

まずは、この方。

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見えますか?かわいいでしょう
これを撮影したのが今月2日でした。
ずっと赤ちゃんらしき声が聞こえていたので、「もしかして?」と期待していたのです。初めて見たときは「きゃぁ~」と思わず声がでました。それくらい嬉しかったのです。
歩き方もおぼつかない様子でした。飼育員さんは、うっかりプールに落ちておぼれやしないかとひやひやされていました。
でも今では、ぱっと見ただけでは区別がつかないほど、大きくなりましたよ。そして、子供特有のふわふわした羽も、大人の羽に変わりつつあります。

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そろそろ泳ぎの練習をするんでしょうか。早く見てみたいな

そして、昨日。
レッサーパンダたちを見ていたら、いつもはリボンがいる室内展示場に木箱が入っていました。「ん?」リボンは隠れる場所が必要になったの?

よくみたら、リボンは奥の展示場でコタロウとのお見合いが始まっていました。

・・・ということは?

あ、栃だ。久しぶり~元気だったの?

風花とともに姿が見えなくなってからどれくらい経ったでしょう。
栃と風花は、出産の準備でしばらく寝室での生活をしていました。そして・・・二人とも無事に出産したとのこと。無事に育ってのお披露目を楽しみにしていました。

・・・ってことは?ニヤリ

もしや、あの木箱の中には、栃っこがいるのでは?

「栃。赤ちゃん、見せてよ~」

しばらくして木箱へ入って行った栃。
なんと赤ちゃんをくわえてでてきてくれました


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うしろ、うしろ。見えますか?

栃は、言葉がわかるんですね

「はい、どうぞ」と言わんばかりに、そこへ置いてみせてくれました。

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そ、それが。
かつてコジロウの子育てをする栃は、スパルタでして。子供の扱いがどうも乱暴に見えてしまう。今回はどうかな、と思っていたら、やっぱり同じでした

外に出された子供は、すぐに木箱に入りたがる。栃は、「大丈夫だから」と言わんばかりにまたくわえて外へ出してみる。くわえたまま展示場を1周してみる。これが、見ていると怖いんですくわえてはいるけど、結構引きずっているんですよね・・・

帰り際に、もっとすごいシーンを目撃してしまいました。
子供をくわえてズルズル~。そのまま高い場所へ連れて行ってみようと思ったらしく、くわえたままこの写真に見えている木の坂道を登り始めました。
あと一歩でその場所へたどり着きそうだというのに、その一歩が何度体勢をたてなおして踏み出してみても届かない・・・
そして、がんばってはいたのだけど、とうとうくわえていた子供を落としてしまいました  なんてこと

と、こんなふうに書くと大丈夫かなと思ってしまいますが、栃も風花も子供たちの面倒をよく見るいい母親だと聞きました。そのおかげで、4頭の子供が元気に育っているのですもんね。

今日、動物園のホームページをご覧になりましたか?
本日のイベントとして、午後の限られた時間ではありますが、風花が子供たちと屋外の展示場でお披露目されると書いてありました。
私は行けなかったけど、きっとみなさんの目をとらえて離さなかったことでしょう。
近く名前の募集があるそうですよ。

そして、最後はこの方です。

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もぅ、ホント、写真のセンスがないうえに柵が邪魔になって、かわいい動物たちをいつも指名手配者にしてしまう。(目が隠れてしまうという意味です、念のため

来月、1歳のお誕生日を迎えるアキです。

この写真を見て、「あれ?」と思われた方、するどい

今までアキがいる運動場は、小さなアキが柵の間からするりと出ることがないように金網ようなもので覆われていました。
こんなふうにアキが首を伸ばして、両親の運動場へ首を突っ込むはできませんでした。どうやらそれがはずされたようです。
まさに両親との距離が縮まって、アキは大喜びみたいです
何度も何度もこうやって、両親のいる運動場へ顔をだしていました。今日もうれしそうにお父さんと柵越しにコミュニケーションをとっていましたよ。
大人になった気分を味わっているのでしょうか
この日のアキはご機嫌だったようで、自分から飼育員さんに近づいて行って、飼育員さんの手に触れたら「びくっ!」として、走って逃げる・・・を繰り返していました。
自分から寄ってきたのは初めてかも、となんだかうれしそうに飼育員さんが言われていました。

いろんな楽しいことが目白押しの動物園です。
目が離せませんね。

今回ご紹介した動物たちは、もちろん追跡取材してブログにアップしていく予定です。

が。

百聞は一見にしかず。

是非、ご自分の目で確かめに動物園にいらしてください。
幸い、この連休中のお天気は最高の行楽日和だそうです。
みなさまのご来園を心よりお待ちしております。    (に)

2011年9月21日 (水)

動物供養祭。

今日は道端で銀杏の実を拾っている人を見かけました。
秋が近づきましたね。

みなさん、こんにちは。
ブログを更新するのに少し時間がかかってしまいました。

時間が経ちすぎて、ひょっとして私に何かが起こったんじゃないかと心配をさせましたか?(うぬぼれ?)
更新しようと思いながら、とてもそんな気持ちになれませんでした。
動物園にいらしたら、その原因がきっとおわかりになると思います・・・。


私、フル充電しました
つい先日まで、扉に挟まれてペラペラになってヒラヒラしている、トムとジェリーのトムのようでしたが。(ぷっ。我ながら素晴らしいたとえだわ)・・・にしても、年がばれそうな気もする・・・

そんな私、今日、動物園にて行われた『動物供養祭』へ出席してきました。
文字通り、家庭で亡くなったペットと徳山動物園で亡くなった動物の供養祭です。
今までは、仕事で行けなくて残念な思いでいたのですが、やっと今年行くことができました。
ペットを亡くされた方々の参加もあり、かわいい犬や猫たちの写真も飾ってありました。目を真っ赤にした飼い主さんと思われる方を見た途端
おっと。いけない。私まで泣きそうになりました

台風15号の影響で時折強い風が吹く中、執り行われました。

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園児たちの言葉を聞いていたら、いろんな思いが込み上げてきました。

ラッキーが心配で毎日様子を見に行ったこと。
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久しぶりに展示場にいた遊優を見て、すごくうれしかったこと。
私のくだらないおしゃべりをじっと聞いてくれたホクトのこと。

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ゴンくんやあかまる、ジャッカル・・・

涙がこぼれないように上を向いて、心の中で『ありがとう』を言いました。

焼香をする時が来ました。
動物代表に選ばれたパロちゃん
飼育担当のHさんとともに、祭壇に向かいました。
途中で「ぽっぽっぽ~」と歌いだすんじゃないか、「ちゃんぽ~ん」だの「ほ~ほけきょ」だの言いやしないかと気が気でなかったのですが、一番心配だったのはHさんだったようで、それはそれは緊張した面持ちでした。そんな気持ちを知ってか知らずか、パロちゃんはHさんの肩に乗って、大役を難なくこなしました。さすがっ

心配された雨も降らず、今年の供養祭は終了しました。

ありがとう

動物たちと結んだ縁。
形がなくても、確実に存在するもの。
そして絶対になくならないもの。宝物。   (に)

2011年9月 7日 (水)

TOKUYAMA ZOO CLASS ~8月~ 開催しました。

少し涼しくなったかと思ったことが気のせいではなかったかと思うくらい暑い、8月24日に恒例のTOKUYAMA ZOOクラスを開催しました。

海に暮らすいきものたち

と題して、貝殻でオリジナルの動物を作りました。

毎回のことですが、皆さんの上手なこと。
汗をかきながら、一生懸命作ってくれました。
中には疲れて、椅子に座ったまま眠ってしまう子たちもいて、かわいくて笑ってしまいました。

キャンパスとなる段ボールをじ~っと見つめたまま微動だにしない子。
おしゃべりしながら、手をてきぱきと動かして、仕上げていく子。
そのとなりで一番真剣なお母さん。
いつもの光景が私たちを楽しませてくれました。

夏休みということもあるのでしょうが、たくさんの方々に参加していただきました。
ありがとうございました。

さぁ、工作が終わったら、動物の観察です。

今回はペンギン

徳山動物園で飼っているフンボルトペンギンは、ペルーからチリにかけての南米が生息地です。ペンギンはすべての種類が寒いところに住んでいると思われる方も多いようですが、逆に彼らは極端な寒さが苦手なようです。

生息地の南米では、異常気象(エルニーニョ)や主食となるイワシの乱獲、住処の岩場をめぐる開発などで、個体数が激減しているそうです。
ご近所である下関の海響館は、フンボルトペンギンの生息域外重要繁殖地として、チリの国立公園から指定されていると先日、ふれんZOOの仲間が教えてくれました。へぇ~、すごいな。

お話を聞きながら、興味深いと思ったのは、今ペンギンたちは換羽の時期だそうで、羽が生え替わってすぐは水をはじく力が弱く、泳ぐのをためらうのだそうです。
えぇっ!と思いました。くすっ!ちょっと笑える。

こんなものが掲示してありましたよ。

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それから・・・子供たちには最高のお楽しみ

えさやり~

最初は飼育員さんがえさをあげて、それらを食べるところをみんなで観察していたのですが、『みんな、あげてみる?どうぞ。』ということになり、サプライズプレゼントでした

徳山動物園にいるペンギンたち。
たぶんプールが浅いことも理由だとは思うのですが、飛び込みがあまりにも下手でびっくりしました。

テレビで見ると

「しゅぽっ」

に近い音で飛び込むイメージが強かったので、徳山動物園のペンギンたちが

「べちゃっ」

と飛び込んだときはびっくりしました

しかも、飛び込もうとして「せーのっ!」を心の中で少なくとも3回ぐらいは言ったよね、っていうくらい、ためらいながら・・・   ふふふ。
そういうところが、彼らの魅力を倍増させるところかもしれません

さて、次回のZOOクラスは、

9月17日(土) 動物の歩く&走る

14時30分~  動物シルエット柄のランタンカバーづくり

工作おじさんが作ってたものを覚えていらっしゃいますか?
あれを参考にして、作りますよ~。
私も今からワクワクしています。

15時30分~ 動物の観察は なんと  ガイドツアー

骨格や足運びなどを中心に、いろいろな動物を見てまわります。

ん~。楽しそうです

いずれも定員があります。
工作は、30名。動物の観察は、50名。

事前の申し込みをお勧めします。
動物園へでお申込みください。

皆様にお会いできるのを楽しみにしております。    (に)

2011年9月 1日 (木)

2012年 版画カレンダーが出来上がりました

                        

いきなりですが こちらが表紙の写真です

徳山動物園自慢のキリンの親子ですよ 花は周南市の花 サルビア です

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今年で3年目を迎えました ( ヤッター  )

楽しみにお待ち頂いているお客様もいらっしゃいまして 

版画の主役は勿論徳山動物園の動物たちです

動物へのポエムはご来園のお客様の応募により頂いたものです

ありがとうございました

字体もできるだけそのままに・・・ということで、メンバーはかなり苦戦しながら

彫りました 下手な字になっていたならばごめんなさい (^-^;

今年は特に動物たちの表情や、体の模様などを忠実に・・・と下絵から版木へ

の写しなども手間をかけました ( というか、手間がかかりました ) 

Photo

彫り方も棟方志功大先生には及ばないけれど ( 当たり前ですけどね ) 

彫刻刀を片手に、版木と にらめっこをしているメンバーをよく目にしました

次の彩色にいたっては、まるで画家のように色を追及し 、濃淡に悩み・・・

見ている私は感心しながらも、こっそり ( ) でした

てなてな事でようやく完成の運びとなり、8月21日は無事パッケージ終了

あーーーーーおわったぁ    とみんな心の中で拍手

 

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お茶しながら、「アーダ こーだ」 話はつきません 

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あ゛ーーーっ  な、なんとお菓子の写真が  ミスではありません 

んがぁっ  ふつう お菓子の写真までいれますぅ 

でもでも 、私たち ふれんずーにとってはこれも楽しい活動のひとつなのです

広い心で見逃して下さいね 

みんな素人ではありますが、版画カレンダーメンバー12名が心をこめて作りました

どこにもない 味わいのある オリジナルの版画カレンダーです

皆様にとって2012年が良い年でありますよう、又動物たちの健康も願いましたよ                

9月14日は周南市長への贈呈式を予定しています

今年は山口国体が開催されますので、全国からお越しの皆様に徳山動物園を

知って頂きたいと、周南市の競技会場にも置かせていただく予定です

「全国の皆様、買ってくださいねぇ 

徳山動物園では 9月14日 より販売します

場所は 中央ステージ横の売店で 1部 300   です

※数に限りがございますのでお早めにお求め下さい  走らなくても大丈夫 

ご自宅用は勿論ですが、お友達へのちょっとしたプレゼント 

又、遠いご親戚へのおみやげ  に喜んで頂ける事うけあいです 

徳山動物園へのご来園を心よりお待ちしています 

あわせて版画カレンダーも宜しくお願いします  o(_ _)oペコッ

                                    うさこ

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