園内には2種類のクジャクが飼育されているのをご存知ですか?
マクジャクとインドクジャク。
マクジャクは、中国南部からマレー半島に多く住み、緑色がかっています。インドクジャクはインドに多く分布していて、キレイな藍色です。
徳山動物園でクジャクは、向って左側に『マクジャク』、右側に『インドクジャク』が住んでいます。
最近はオスのディスプレイ(羽を広げてメスにアピールする求愛行動)がさかんに行われているので、ここで足を止めて写真を撮られる方をたくさん見かけます。
そして。
以前お話したとおり『にゃお~ん』と鳴いています。
もっともこの『にゃお~ん』という表現を使うのは私だけのような気がしますが
それにしても、徳山動物園のクジャクたちは、鳴く回数が少ないと思いません?モテ度低すぎ?
実は近頃ずっと気になっているのが、インドクジャクのメスさん。
彼女は、3羽のオスと同居しているんですが、どうも彼らには興味がないようで、常にお隣りにいるマクジャクのオスばかりを見ています。
こんなふうに・・・
もしかして・・・種族を超えた恋?
飼育員さんも「そんな気もする・・・」と。
「やり手ですな、インドクジャクさん。肉食系女子か?」ぷっ
あなたの思いは届いたの?なんだか切ないね。
まるでロミオとジュリエット
そこまで思って、いや、待てよ。
ロメオとジュリエット?と思った。
いやいや、ロメオは徳山動物園のチンパンジーだ
ロミオとジュリエットで正解
それから数日後に目撃したこんなシーン。
マクジャクのメスさんとインドクジャクのオスくんが、柵越しに行ったり来たり。
君たちもなの?
二人を隔てるこの柵が憎らしい・・・とでも聞こえてきそう。
そこで人と話していたのでしっかりと見ていなかったけれど、その後、マクジャク舎内では「闘牛ショー」が披露されました。
「闘牛ショー」って勝手に私が名づけました。
だいたい想像がつきますよね?
メスたちは、オスの羽を広げるという求愛行動に全くといって興味がないように私の目には写ります。だからいつも「決して振り向かない女たち」とキャプションをつけたくなるのですが
その時は違いました。
オスが羽を大きく広げていて、その真正面にメスがいました。
お互いが向き合っています。
オスは「いかがかな~」「オレ様はすごいであろう」とかなんとか言いながら(たぶん)ファサファサ~、ファサファサ~と音をさせています。
それを見たメスは、気持ちが高ぶってきたのか片足で地面をかいて砂ぼこりをあげていました。赤い色を見て「突っ込むぞぉ~」と前足をかいている闘牛を思い出したわけです。
これって求愛成功のサインだったりする?
ただ「そこ、どいてよ」とかだったら、これまたおかしいですが
また飼育係さんに出会ったら聞いてみましょうか。
それにしても、しばらくクジャク舎から目が離せません。
クジャクたちの恋のゆくえ、どうなることやら。
と、ここまで書いてみたものの、なんだか私の妄想話にみなさんをつき合わせてしまった気がしなくもないです・・・。
が、
私が言いたいのは
私はそんなふうに感じるのですが、みなさんはどう思われますか?
是非クジャク舎の前で観察してみてください。
ということなのです
ところで。
羽を広げたクジャクは本当に美しくて見とれてしまいますね。ただ美しいのは前だけじゃありません。私は後姿も好きです。
だって彩がとてもキレイなんですもの (に)