去る12日に、ホクトの献花式がありました。
ホクトの姿が見れなくなってから1週間。自分なりに心の整理をして、この日ちゃんとホクトを見送ろうと思っていました。
これを信じるか信じないかは別の話になるのですが・・・。
以前、飼っていたチャウチャウ犬を亡くして、失意のどん底にいた時のお話。
ああいうのをペットロスっていうのだろうなと今となって思うのですが、もうホントなんにも手につかなくて悲しくて悲しくて仕方なかったのです。
その時、心に聞こえてきた言葉
『(に)ちゃん、そんなんじゃ、あちらの世界に行けないよぉ』
それは私が自分自身に言わせた言葉なのか、それともあの子の気持ちだったのかは、わかりません。
でもその時、そうか、私の気持ちが彼女を手放せなくて引きとめてしまっていたんだなと思いました。
しっかりしなくちゃ、ちゃんと私が送ってあげなきゃ、そう思いました。
それ以来、動物たちとのお別れは、「悲しい」という言葉では表現しきれないほど辛いけど、きちんとお見送りしなきゃという思いを持つようになりました。
ふれんZOOの仲間でホッキョクグマが大好きな方も
『今日までは思う存分泣こう、泣いていいって自分で決めてた』と言われてました。
みんなそれぞれの思いで、ホクトの献花式を迎えました。
お花に囲まれたホクトは、いつもどおりかわいい。
手前向って、左のステキな胡蝶蘭はピースの会から、右のアレンジはホクトが2年間お世話になった愛媛のとべ動物園から頂きました。ありがとうございます。ちなみに中央の寄植えは私たちふれんZOOからです。
式の間、いつユキが寝室のドアをバンバンやり始めるかみんなで心配していたのですが、ユキは、驚くほどいい子でした。
献花が始まったとたんバンバンしましたが、数回でやめて静かになりました。きっとユキもお花をあげたかったのでしょう。いえ、そのパンパンでお花を添えたのだと思います。
献花台はたくさんのお花でいっぱいになりました。
多くの方々に足を運んでいただいて、ホクトもうれしかったと思います。
ホクトへの思いで胸がいっぱいになりました。
泣いても泣いても涙が出た日々とお別れしました。
今月末まで、展示場の横に献花台が置かれるそうです。
うれしいことにホクトへの献花は耐えることがなく、献花台から順番にホクトの寝室に置くようにしてくださっているそうです。
そして、ホクトへの温かいメッセージもたくさんの方が書いてくださり、スペースがなくなるのでないかと思うくらいです。
ありがとうございます。
ホクト、愛されていたんだね。とても誇りに思います。
そして今もみんな
ホクトが大好きだからね。
ありがとう。
安らかに・・・ (に)
追伸 ドイツ、ベルリン動物園の人気者ホッキョクグマのクヌートが亡くなったそうですね。環境大使に任命され、映画にもなった世界的アイドルの突然の死に、また心がしぼんでいます。