変わりゆく北極。
今年の冬は寒くて、ここ周南市でも珍しく何度か雪が積もりました。
寒いのは苦手だけど、カナダのハドソン湾に暮らすホッキョクグマたちが狩りに出かけることができるなら我慢できる!と自分に言い聞かせます。
ただ・・・ここが寒いからといって、北極やアラスカが寒いとは限らないようですね。
それを聞いたとたん、もう我慢できなくなりそうでした。
ホッキョクグマは、海を泳いでは氷の島に行き着き、そこで狩りをすることで有名です。
地球温暖化が進み、北極などで氷が占める面積はどんどん減少しています。
泳いでも泳いでも氷の島にたどり着くことができず疲れ果てて溺れてしまうホッキョクグマもいると聞きます。
事実、数年前、泳ぎ続けるホッキョクグマの写真を新聞で見たことがあります。その切なそうな目を今でも忘れることができません。こちらを見つめているその目は『助けて。』と言っているようでした。
ホクト。
私も落ち込んだとき、そんな格好になるよ・・・
1月25日の英BBCによれば、アラスカの北、ボーフォート海で、休むことなく232時間をかけて687kmを泳いだ雌のホッキョクグマの存在が明らかになったそうです。
彼女はGPSをつけられているそうで、水温が2℃~6℃のなか9日以上も泳ぎ続けたことになります。想像を絶するこの旅を含む2ヶ月で、彼女の体の脂肪は22%も減り、連れていたはずの2歳に満たない子供を亡くしました。子供はこの旅に耐えることができなかったのです。
2月9日の山口新聞でも、北極での生物個体数が減少しているという記事がでていました。ホッキョクグマはもちろんのこと、トナカイは2000年代初めをピークにほぼ3分の2に減少しているそうです。
クリスマスプレゼントはもうもらえなくなるかもしれませんよ。
だってサンタクロースを乗せたソリをひいてくれるトナカイがいなくなるのですから。
北極の気候の変化によって、住む動物たちだけでなく植物にも変化が現れているそうです。
問題は遠い北極だけの話ではありません。
いずれこういった出来事が私たちの身の回りで起こるようになる、いわば警告のようなものだと思います。
少し重い話になりました。
が、どう思われますか?
どんな小さなことでも、何かしら私たちにできることがあるはずです。
私一人が、割箸1膳断っただけで、レッサーパンダやオランウータンが救えるとは思いません。でもそのきっかけになるかもしれない。
私一人が電気をこまめに切ったところで何も変わらないかもしれません。
12月のコジロウ
最近ご覧になりましたか?ずいぶん大きくなりましたよ。
それでも・・・
それが何万回か何億回になったとき、もしかしたらほんの少しでも動物たちと共存していける地球に変えられるのではないかと思うのです。
見ているだけで幸せな気持ちにしてくれる動物たちに
私も恩返ししたいな
私には愛しかないけど・・・ (に)